エアコンの除湿と除湿機、何が違う?

みなさん、お盆休みは楽しく過ごせたでしょうか?
台風が直撃してしまい、Uターンに影響が出てしまった人もいたかもしれませんね。
今週末ゆっくりして、月曜日からまたお仕事!という人も多いと思います。
毎日暑くて嫌になってしまいますが、8月も残り半分。
なんとか夏を乗り切っていきたいですね。

日本の夏の不愉快さの原因は、その高い気温はもちろんですが、
やはりネックになってくるのが「湿度」ですよね。
そこで活躍してくれるのが、エアコンの「除湿」機能です。
冷房機能よりも除湿をよく使うという人もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな人にとって、今気になる家電といえば「除湿機」なのではないでしょうか。
エアコンの除湿機能と除湿機、一体どのように違いがあり、
どのように使い分ければいいのでしょうか?

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エアコンの除湿方法には2種類あり「弱冷房除湿」「再熱除湿」という方法があります。
一般的なエアコンで使われているのは弱冷房除湿で、
空気を冷やす事で空気中の水分を取り除く方法。
吸い込んだ空気を冷やす事で空気中に蓄えられた水分を少なくし、
空気中にいられなかった水分は水滴としてホースで室外へ排出されます。
エアコンの除湿は冷蔵と同じ原理で運転されており、
そのため冷房していなくても除湿するだけで涼しくなるのです。
再熱除湿という方法は、一部メーカーの上位機種に搭載されているもので、
一度冷やした空気を温め直してから室内に戻す方法。
空気を温めなおすため電気代が少し高くなりますが、部屋の湿度に近い空気を室内に戻るので、
冷房の風が冷たくて苦手…という人には嬉しい方法のようです。

では除湿機はどのようにして除湿しているのでしょうか。
除湿機には「コンプレッサー式」と「デシカント式」
この2つを組み合わせた「ハイブリッド式」があります。
コンプレッサー式は冷房と同じ空気を冷やして水分を取り除く方法。
エアコンの場合は熱を外に逃がしますが、除湿機の場合は熱を室内に放出してしまうため、
室温が1〜2℃上昇してしまうというデメリットがあります。
デシカント式はゼオライトという乾燥剤を使って水分を取り除く方法です。
乾燥剤に吸着した水分をヒーター温めて気化し、
熱交換器で冷やして水滴にして除去する方法なのですが、
ヒーターを使用するため3〜8℃ほど室温が上昇してしまうというデメリットがあります。
ハイブリット式はその2つの方式をどちらも採用しているものですが、
その分本体も大きく、価格も高いというデメリットがあります。

これだけ読むと、暑い夏である現在、使用時に室温が上がるというデメリットがある
除湿機はあまり購入するメリットはないように思えます。しかし…
・持ち運びができる(エアコンのない部屋でも使える)
・1年中使える(冬は結露対策にも)
・洗濯物を素早く乾かすことができる
(除湿機で洗濯物に風を送ることができます)
というメリットがあります。

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特に、最近は除湿機を「衣類乾燥除湿機」として売り出しているメーカーも多く、
洗濯物の乾燥対策として購入されている方が多いようです。
エアコンの除湿機能では洗濯物を乾かすのは無理がありますから、
洗濯物を外に干したくない方、素早く綺麗に乾かしたい方には
衣類除湿乾燥機は絶対にあると便利なアイテムを言えるでしょう。

迷っている方は是非、検討してみてはどうでしょうか?

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