用途別に考える、賢いレインウェアの選び方。

日々の自転車通勤や通学、子どもの送り迎え、お買いものなど。雨の日でも欠かせませんね。でも、傘を持ちながらだと動きにくいときもあります。そんなときには、両手が使えるレインウェアが便利です。
ここでは、目的・用途別に選べるレインウェアの「形」と「タイプ」をご紹介します。

用途にあった最適なレインウェアを選びましょう

レインウェアには、大きく分けて3つのタイプがあります。ひとつは丈が膝上まである「レインコート」、そして頭からすっぽりかぶる「レインポンチョ」、最後にジャケットとズボンの上下に分かれている「レインジャケット(セットアップ・レインスーツ)」です。

それぞれのタイプのメリット、デメリット、適した用途などは次の通りです。

・レインコート

メリット :見た目やデザインがスタイリッシュ / 脱ぎ着がらく
デメリット:下半身を完全にはカバーできない / 風にあおられると弱い
適した用途:通勤、通学、自転車でのお買いもの

・レインポンチョ

メリット :軽量・コンパクト、脱ぎ着がらく / リュックを背負ったまま着られる
デメリット:下半身を完全にはカバーできない
適した用途:フェスやキャンプなどの軽いアウトドア / 弱い雨の時や近場までの自転車

・レインジャケット

メリット :防水性が高い(上下をしっかり防水)、動きやすい / バリエーションが豊富
デメリット:脱ぎ着が面倒、大げさな感じがする
適した用途:アウトドア、動きの多い屋外での作業通勤 / 長い距離の自転車通勤・通学 / 激しい雨や強風時

スタイリッシュに決めるならレインコート

1823年にスコットランドの化学者チャールズ・マッキントッシュがゴムを使った防水布を発明。この布を使ってレインコートが作られ、ロンドンで大流行したと言われています。
一般的に、防水性のある素材で作られた膝上丈まである外套をレインコートと言います。
見た目は、コートと同じでスタイリッシュ。羽織るだけで雨を防げるので、通勤や通学に便利です。多少の雨なら、傘がなくても大丈夫です。
ただし、足元までカバーされている訳ではないので、強い雨のときや自転車に乗るときは足が濡れてしまいます。
その弱点をカバーするために、ロングコート・スタイルのレインコートも出てきています。

リュックを背負ったままでも使えるレインポンチョ

「ポンチョ」とはスペイン語で、四角形の布の中央に穴をあけて首を通してかぶる防寒・防風アウターのことです。リュックを背負ったままでも、上からすっぽりとかぶって使えることから、アウトドアの世界で使われるようになり、日常にも普及してきました。
背負った荷物ごと防水でき、脱ぎ着も楽で、軽量・コンパクトに携帯できるため、ハイキングやフェスなどのアウトドアシーンには最適です。
また、カラーフルで洗練されたデザインのポンチョもあり、女性に人気です。
ただし、ショート丈のレインポンチョは下半身が濡れてしまうので、強い雨の日や強風の中での自転車運転には役に立ちません。
ロング丈のレインポンチョもありますが、そもそも自転車に乗ることを想定していないアイテムなので、風でバタついてタイヤにからまるなどの危険性もあるため、自転車では使わない方がよさそうです。

アクティブに動きたいのならレインジャケット(セットアップ・レインスーツ)

上下合わせて着るタイプのレインウェアをレインセットアップ(レインスーツ)と言っています。なかでも上着部分は、レインジャケットと呼ばれています。
防水性が高く、防寒性もあり、寒いときや悪天候時にも効果を発揮します。
上半身・下半身がしっかりとカバーされているので、レインブーツとレイングローブを合わせれば全身をしっかりと防水することができます。
上下で分かれているので、動きやすいことも特長です。登山やランニングなどのアウトドア・スポーツ、動きの多い屋外の作業現場、オートバイなどには特に適しています。
ただし、脱ぎ着するのは少し面倒で、頻繁に脱ぎ着したいときには不便です。また、ちょっとした雨のときには、大げさな感じを与えてしまうこともあります。

まとめ

雨の季節は、つい外出がおっくうになってしまいますが、お気に入りのレインウェアがあれば楽しく外出できます。ご紹介しましたように、レインウェアにもさまざまなタイプがあります。また、デザイン性や機能性にも優れているレインウェアも多くあります。
自分のライフスタイルに適した、お気に入りのレインウェアを身につけて、雨の季節も楽しく、アクティブにお過ごしください。

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