学習机はどこに置くのが良い? 勉強がはかどるレイアウトのポイントとは

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、お子さまが自宅で学習する時間が増えています。そこで、お子さまをどこで勉強させるか、お悩みの方も多いと思います。
お子さまの学習机をどこに置いていますか。机を置く場所を考えることは、お子さまの学習環境を考えることです。
お子さまの個性に適した学習環境づくりをすることで、集中力や勉強意欲は何倍にも高まります。ここでは、お子さまの性格に合わせた学習机のレイアウトをご紹介していきます。

学習机をどこに置くかは重要な問題です。

家で勉強していると、すぐに飽きて遊んでしまうお子さまが、塾の自習室や図書館などでは何時間でも勉強しているということはありませんか。お子さま本人にとって、快適な学習環境を整えてあげることで、学習意欲が大きく変わってきます。
もちろん周りに先生やお友達がいるからということもあるかも知れません。静かさや、照明の具合、香りなどの要素も影響していると考えられます。
ご家庭での勉強は、学習机を置く場所によって、勉強の効率が大きく変わってきます。お子さまが、集中して毎日勉強したくなるような場所を見つけて、学習机をレイアウトしてあげましょう。

お子さまと一緒に学習机を置く場所を考えましょう

インターネットや教育雑誌などでは、おススメの学習机の配置やレイアウト例がたくさん紹介されています。ただし、それはあくまで一般論です。
実際に配置を考える場合には、お子さまと相談しながら、親子で一緒に決めていくことが一番です。例えば、寂しがり屋のお子さまの場合は、親の目の届くリビングなどに机を置いてあげる。また、周りの音や光を気にするお子さまには個室に学習机を置いてあげるなど、お子さまの性格にあった場所にレイアウトすることが重要です。
ここでは、学習机を子ども部屋に置く場合とリビングを勉強場所にする場合のメリットとデメリットをみてみましょう。

・学習机を子供部屋に置く場合

[メリット]
1人で勉強した方が集中できるというお子さまの場合、子供部屋はとても良い学習の場です。雑音や気の散るものが眼に入らない子供部屋での勉強は、学習に黙々と取り組むタイプのお子さまに最適です。
[デメリット]
小学校に入学したてのお子さまの場合、1人で、子供部屋で勉強するのが寂しく感じてしまい、家族のいるリビングに出てきてしまうということが良くあります。
また、親の目が届かない子供部屋では、つい居眠りしてしまったり、ゲームや漫画に手を出してしまったり。緊張感がつづかないお子さまも多いようです。

・リビングを勉強場所とする場合

[メリット]
親の姿が見える場所で勉強できるという安心感があります。特に、小学校低学年のお子さまの場合、この傾向が強いようです。親の気配が感じられて、生活の雑音が適度に聞こえるリビングの方が勉強に没頭できるというお子さまもかなりいらっしゃいます。
リビングなら、机に向かうハードルが低くなるので、勉強の習慣が自然とついてきます。
[デメリット]
リビングのテーブルを学習机と兼ねる場合は良いのですが、学習机をリビングに設置するとなるとスペースの問題が出てきます。また、学習机のデザインも、シンプルなものでないとリビングの他のインテリアとマッチしなくなります。お子さまがリビングで勉強している間は、テレビをつけないなどの配慮も必要になってきます。

学習机を置く向きと配置はどれが良いでしょうか?

学習机を置く場所が決まったら、次は、その場所でどちら向きに置くのがベストかをお子さまと相談してください。壁向きが良いか、部屋の内側を向いた方が良いか、さらに、窓辺が良いのか…ここでも、それぞれの向きのメリットとデメリットを上げてみましたので、ご参考にしてください。

・壁向きに配置する場合

[メリット]
壁に向けて学習机を配置した場合、壁以外に他のモノが目に入りにくく、勉強に集中できるというメリットがあります。また、壁を利用して時間割を貼ったり、勉強の目標を書き出して掲示することもできます。
壁向きの配置にすれば、部屋の空間が広く使えるというメリットもあります。
[デメリット]
目の前の壁で、圧迫感を感じてしまうお子さまもいます。また、ヨコや後ろの様子が気になってキョロキョロしてしまう場合もありますので、お子さまの適性を良く確かめてから配置してください。

・壁を背にして、部屋の中に向けて置く場合

[メリット]
机の前に広がりがあるので、解放感があります。適度に気分転換をしながら勉強ができるので、長時間、机に座っていられるというお子さまも多いようです。
[デメリット]
いろいろなところに目が行ってしまうので、勉強に集中できないというお子さまもいらっしゃいます。特に、部屋の中に漫画やゲームが置いてあると、そちらばかりが気になり、勉強が上の空になってしまう心配もあります。また、十分な部屋の広さが必要となります。

・窓に向けて配置する場合

[メリット]
窓辺に学習机を配置した場合、外の景色が目に入ってくるため、勉強に疲れたときの気分転換になります。ただ、立地によってはカーテンやブラインドが必要な場合もありますが、自然光が入ってくるので、明るい環境で勉強できます。
[デメリット]
窓が道路に面している場合は、人や車の通行が気になって勉強に集中できなくなってしまいます。すぐ目の前が隣の家の壁であったり、逆に、夏の直射日光が差し込む場所である場合は、窓辺のレイアウトの良さが消えてしまいます。

まとめ

家の間取りの関係上、どうしても独立した子供部屋が設けられなかったり、リビングが狭く、とても学習机を設置できる状況ではなかったり。お家の状況で、さまざまな制約があり、理想的な学習環境が作れない場合もあります。
そんなときでも、お子さまと相談しながら、お子さまが勉強に集中できるような場所を見つけて、学習机を置いてあげましょう。 かならずしも静かな環境でなくても、適度な生活音が聞こえていた方が、安心して勉強に集中できることもあります。要は、そのお子さまが、一番落ち着いて勉強できる場所が、その子にとっての理想の学習環境なのです。


[参照URL]
リビナビ.jp
https://livinavi.jp/column/article007.html

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