五月病に気をつけて!予防法はある?

五月病1

画像出典元

ゴールデンウィークを過ぎた頃に突如襲ってくる五月病。慣れない環境や生活で張り詰めていたものがプツリと切れてしまい、会社や学校に突然行けなくなってしまう場合もあります。この記事では、そんな五月病の予防法について解説していきます。

五月病とは何か?

五月病2

画像出典元

五月病という言葉はよく聞きますが、どんな症状のことをいうのでしょうか。ここでは、五月病の定義や症状、発症してしまう理由について解説していきます。

五月病の定義と症状

五月病とは、ゴールデンウィークが過ぎた後何となく体調が優れない、憂鬱になってしまう、会社や学校に行きたくないなど鬱のような気分になってしまう事です。

実は、医学的な病名ではなく病名で言うと適応障害と診断されます。

ちょっと前までは新入社員や若手社員などに多くみられる症状でしたが、現在では部署異動や転勤、転職による環境変化が起こった中高年世代でも五月病を発症する人が増えてきています。

特徴的な症状は、無気力、焦燥感、不安感などが挙げられており症状的には鬱病によく似ているのが五月病です。

具体的な初期症状としてはやる気が出ない、食欲が出ない、眠れなくなるといった症状もありこれらの症状をきっかけにして欠勤や欠席が続いてしまうことが多々あります。

五月病が起こる理由

五月病は主にストレスが原因で発症すると言われています。進学、就職、転職により環境が新しくなる人が多い新学期は特にストレスが溜まりやすい時期です。

また、受験や就職など大きな目的を達成した事で起こる燃え尽き症候群のような状態になっている人や、環境の大きな変化で周りに馴染めない人も大きなストレスを抱えやすく五月病を発症しやすい状況であると言えます。

性格が几帳面であり完璧主義で真面目、責任感が強いなど1人で抱え込みやすい性格の人は五月病になってしまう可能性があるでしょう。

五月病の予防法

五月病3

画像出典元

五月病は誰にでも起こりうる症状です。ここからは、五月病の予防法を解説していきます。

生活リズムの改善

平日に慣れない仕事をして疲れ切っていると休日は1日中寝ていたいというのは凄くわかります。しかし、五月病を予防するためには生活リズムを改善することが必要です。

休日でもある程度決まった時間に起床し、生活リズムを崩さないようにしましょう。また、質の高い睡眠を取るために夜更かしをしたり就寝前にスマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を使用することはなるべく避けてください。

趣味に没頭する

仕事を忘れられるような趣味を持ち、没頭することでストレスを発散することができ五月病の予防に繋げることができます。

趣味に没頭することで脳内の幸せホルモンの分泌が活性化されてストレスを緩和することが可能です。

また、仕事から解放されることにより逆に仕事への意欲も高めることができるでしょう。

体を動かす

適度に体を動かすことで緊張を和らげ、リラックスすることができます。

ランニングをしたり筋トレをしたりといったハードな運動ではなく、近所を散歩したりラジオ体操をしたりストレッチをしたりと軽い運動で大丈夫なので、運動が苦手な人でも簡単に取り組むことが可能です。

人と交流する

友達や家族など人と交流することでもストレスを発散する効果があります。いろんなことを話したり笑ったりすることでストレスが緩和されて五月病の予防に繋がっていきます。

1人で溜め込んでしまい、どんどんストレスを溜めてしまう前に悩みを打ち明けるというのも五月病の予防策と言えるでしょう。

悩みを紙に書いてみる

悩みがある人の中には、なかなか人に打ち明けるのが難しいという人もいます。そういう時には、悩みを紙にとにかく書いてみましょう。

悩みを紙に書くことで、今自分はどんなことに悩んでいるのか、どんなことが嫌なのかを整理することができます。

新しい視点で物事を見ることができるようになり、問題を解決するきっかけができるかもしれません。

五月病にかかってしまったら

五月病4

画像出典元

自分は大丈夫と思っていても五月病は突然起こってしまう病気です。もし五月病かもと思ったらまずはかかりつけのお医者さんの診断を受けるようにしましょう。

かかりつけのお医者さんに見てもらった上で肉体的な病気ではないのに不調かつ、不調の原因がわからない場合は五月病のような精神的な病気の可能性があります。

特に悪いところはないのでしばらく安静にしてくださいと言われる可能性もありますが、症状が2週間以上続く場合は精神科や心療内科を受診することをおすすめします。

万が一、五月病の疑いがある症状を放置しておくと症状が重たくなってしまい回復するまでに時間がかかってしまいますのでなるべく早めに何かしらのアクションを起こすようにしましょう。

まとめ

五月病は、子供から大人までどんな世代の人でも発症する可能性があります。

自分自身はもちろん連休が明けたこの時期は特に家族や友人、職場の同僚などの様子や行動に気をかけてあげるとよいでしょう。

参考URL
5月 「五月病」とのつきあい方:職場のメンタルヘルスケア 季節のコラム|コラム(その他)|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト (mhlw.go.jp)

なんだか気分が優れない? それ、五月病かもしれません! | 済生会 (saiseikai.or.jp)

環境の変化が引き起こす『五月病』とは? | 健康づくりかわら版 (jpm1960.org)

五月病|適応障害 (minamitohoku.or.jp)
t@~[

同じカテゴリの最新記事

このページのトップへ