7月になり毎日のように夏日を超えてエアコンをフル稼働させる時期になりました。しかし、毎日使うと電気代も心配です。この記事では、節約にもなる効果的で賢いエアコンの使い方を解説していきます。
エアコンの賢い使い方は?
毎日鬼のような暑さでエアコンをつけっぱなしにしないと熱中症になってしまう危険性もあります。しかし、それでも電気代は気になるところでしょう。ここからは、電気代を節約しつつエアコンを賢く使う方法について解説していきます。
除湿と冷房をうまく使いこなす
日本の夏は湿度が高く、ジメジメ蒸し蒸しとした環境です。そのため、除湿機能と冷房機能を上手く使いこなすことで快適な環境を作り出すことができます。
湿度が60%以上あると汗が乾きづらく、不快感を感じることが多いです。湿度が高いと必要以上に冷房の温度を下げなければ快適な空間は作り出せません。
逆に湿度を50%以下になるよう除湿すると、同じ温度だったとしても湿度が高かった時よりも快適さが得られます。
冷房時の温度は、1度上げるだけで消費電力は約13%カットすることができますので電気代が気になる場合は除湿機能も上手く利用すると良いでしょう。
エアコンと扇風機を同時に使う
エアコンとプラスして扇風機を使うことにより冷涼感を感じることができます。
扇風機の消費電力は、エアコンの消費電力に比べるとかなり少ないので電気代の節約になります。
風が直接体に当たることにより、体感温度を下げることができるためエアコンの温度を高めに設定したとしても快適に過ごすことができるでしょう。
エアコンの風量は自動設定で
エアコンを使用する時、1番多くの電力を消費するのが設定した室温に下げる過程言われています。
そのため、電気代を安くしたいからといって弱風や微風で運転していると部屋が冷えるまでに時間がかかりその分電気代が多くかかります。
そうならないためにエアコンの風量は、自動設定にしておくのが1番です。自動にしておく事で部屋が涼しくなるまでは強風、部屋が涼しくなったら微風などエアコン自体が無駄のない働きをしてくれるので結果的に消費電力が少なくてすみます。
エアコンはこまめに掃除
少し面倒ですが、エアコンフィルターは2週間に1回などこまめに掃除するのがおすすめです。
エアコンフィルターにホコリが溜まっていると、空気を吸い込む際に無駄な電力を消費してしまいます。
自動のフィルターお掃除機能が付いているエアコンの場合は、ダストボックスにホコリが溜まっていないかを確認して溜まっていれば取っておくと良いでしょう。
窓からの熱の出入りを少なくする
お家の中で1番薄く、熱の出入りが多いのが窓です。窓から直射日光が入ってくるような場合は、遮光性のあるカーテンやすだれ、植物でできたグリーンカーテンで窓を覆うと良いでしょう。
熱の出入りを少なくする事でエアコンが無駄なエネルギーを使わなくて済むため、結果的に電気代を節約することが可能です。
実はダメなエアコンの使い方
普段からやっているけど実はやっちゃいけないエアコンの使い方があります。ここからは、実はダメなエアコンの使い方を紹介していきます。
こまめなオンオフ
テレビや部屋の電気は、こまめなオンオフを心がける事で電気代の節約に繋がります。しかし、エアコンに限ってはこまめなオンオフは逆効果です。
なぜならエアコンは、温度を下げる時が電力を1番消費するからです。そのため室温がエアコンの設定温度になったからといって電源をオフにすると、再度つけた時にまたエアコンが温度を下げるため電力を多く消費してしまいます。
そのためエアコンは、つけっぱなしの方がこまめなオンオフよりも電気代がかかりにくいと言えるでしょう。
最初から弱風
弱風での運転は一見消費電力も少ないですし、節電効果があるかと思いきや逆効果になってしまう場面もあります。
それは、エアコン運転の初期段階です。最初から弱風にて運転してしまうと設定した温度へとなるまでに時間がかかります。その分電気代がかかることになるので、風力設定は自動にしておくのが良いでしょう。
古いエアコンを使い続けている
古いエアコンは、余計に電力を使ってしまっている場合が多いです。もし古いエアコンを使っているのであれば、最新の省エネエアコンに変えることで年間数千円から数万円もの節約になる場合もあります。
本当にエアコンはつけっぱなしの方が節約になる?
エアコンはつけっぱなしにした方が良いと言っても、24時間つけっぱなしにした方が良いわけではありません。
エアコンをつけっぱなしにした方が良い場面は、30分くらい近くのコンビニなどへ出かける時です。そのくらいの時間であればオフにしておくよりも、つけっぱなしの方が電気代はかかりません。
また、外気温が高い時は1度エアコンをオフにすると室温が上がりやすいです。そのため、外気温と設定温度の差が大きい場合にもエアコンはつけっぱなしの方が良いでしょう。
夜など外気温があまり高くない時、30分程度の短い外出ではオフにした方が良いかもしれません。
まとめ
夏の時期はエアコンが必須アイテムです。エアコンはお安く賢く使い、快適な環境を作っていきましょう。
参考URLエアコンの電気代が節約できる正しい使い方と間違った使い方 | 生活堂 (seikatsu-do.com)
エアコンの電気代はいくら?1時間ごとの計算法や電気料金の節約術 │ コラム|ずーっと電気料金がおトク!|HTBエナジーのでんき|HTBエナジー (htb-energy.com)
冷房と除湿、どう使い分けるのが効果的? | ダイキンHVACソリューション東京 (daikin-hvac-tokyo.co.jp)