4月14日、熊本県・益城町周辺を震源とする最大震度7の大きな地震が起こりました。
あれから2ヶ月。被災地では現在も沢山の方が避難生活を余儀なくされています。
被災地の一日も早い復興を心よりお祈りしております。
私たちの住む日本は、地震大国です。
この国で暮らしている限り、残念ながら地震から逃れることはできません。
防災グッズがいつもでも、ごく普通にお店に売られている光景が見れる国は、
この国以外にはなかなかないのではないでしょうか。
最近では子供が一人暮らしを始める際にご両親がプレゼントしたり、
結婚式の引き出物に防災グッズを選ぶ人も多いのだとか。
しかしもし本当に避難所生活になってしまった時、
この防災グッズだけで本当に大丈夫なのかな?
と不安を感じてしまったことはありませんか?
東日本大震災以降、SNSの普及により大きな地震が起こる度に、
それまで大きな報道機関を通しては聞くことのできなかった
被災地の生の声を聞くことができるようになりました。
そうした体験談などから「本当に必要な防災グッズ」が少しずつわかってきているようです。
個人的に、これはなかなか想像できなかった!と感じたものを少しご紹介させてもらいます。
1.風呂敷
風呂敷と言うと、着物を着た上品がご婦人が贈り物を包んでいるもの…
というイメージでしたが、
新聞紙を間に挟めば防災頭巾に、寒い時には羽織ものに、2枚つなげれば寝袋に…
と、そのポテンシャルの高さに驚いてしまいます。
最近では撥水加工のものも登場しており、断水時にはバケツとしても使えるそうです。
2.ラップ
地震の際には断水が予想されます。そうなると水は極力節約しなければなりません。
そんなときに役立つのがラップ。
お皿にラップを敷いて使えば、使い終わったらラップだけ捨てて食器を洗わずに済みます。
また怪我をした際には絆創膏のかわりにも使用できたり、
寒いときには体にラップを巻いてその上から新聞紙を巻けば
防寒具としても使用できるそうです。
3.ツナ缶
食用としてはもちろんですが、なんとツナ缶は災害時にはランプになります。
中身の入っている状態で間に穴を開け、ティッシュやコーヒーのフォルターなどで作った
芯を穴に差し込み、火を灯すという仕組み。
賞味期限も長く、ツナはどんな調味料にも合うため長引く避難生活でも
味に飽きにくいというメリットも。
普段から多めに買っておき、少し多めの状態をキープして無くなる前に補充、
という「日常備蓄」をお勧めしたい一品です。
4.レジ袋
ゴミ袋などに使用するのはもちろんですが、非常時にレジ袋は簡易オムツとして活躍します。
レジ袋の持ち手と両脇を切り、長いビニールにした後その上にタオルなどを敷き、
赤ちゃんのお尻に当ておむつのようにかぶせ、腰のあたりで結びます。
NHKの防災ページに、詳しい作り方が掲載されていますので、
そちらをチェックしてみてください。
いかがでしたか?
普段とは違った使用方法に、思わずなるほど!
と思ったものもあったのではないでしょうか。
昨年の9月、東京都内の各家庭に「東京防災」という防災冊子が配布されましたが、
みなさんご覧になられたでしょうか?
上記でご紹介したツナ缶のような「日常備蓄」の考え方についてや、
最小限備えたいアイテムのチェックページなどを始め、
防災に関する本当に様々な知識が掲載されています。
ホームページでも全ページみることができますし、
書店でも140円で販売されています。
防災バイブルと言っても過言ではない1冊ですので、ぜひ目を通してみてくださいね。