2020年に開催が予定されている、東京オリンピック・パラリンピック。
なんとか無事にロゴ、国立競技場のデザインなども決まり、
少しずつ都内は4年後に向けて動き始めています。
今まで使えていた施設が使えなくなってしまったりして、
都民としてはちょっぴり寂しい思いをすることもしばしば…
楽しみな反面、自分たちの住むこの東京はどうなっていくのかなーと
不安を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
その原因は、「オリンピックまで」の話はよく聞くのに、
「オリンピック後」の話が、なかなか聞こえてこないことにあるのかもしれません。
ということで、果たしてオリンピック後の施設は、東京は、
一体どうなるの〜???という疑問を晴らすべく、
今分かっていることで、気になったポイントをピックアップしてみました。
まずは、国立競技場。
(via JAPAN SPORT)
ザハ案からA案に変更したことで、完成が2020年にズレこんだ国立競技場。
オリンピック後は旧国立競技場と同じように、コンサート等のイベントに使用される予定です。
また、周辺にある神宮球場や秩父宮ラグビー場は
2025年までに場所を交換して建て替えられる予定。
新国立競技場の南側17ヘクタールを対象に「スポーツクラスター(集積地)」として
整備する計画もあるそうです。
次に、湾岸エリア。
新設される競技会場は、この湾岸エリアに集中しています。
様々な競技が行われる予定のエリアですが、
水上競技が行われる場所に「海の森」という公園が開園する予定になっています。
(via 日経アーキテクチュア)
この公園、実はもともとはゴミと建設発生土で埋め立てられた土地なんです。
高さ30メートルにも及ぶゴミの山に苗木を植え、美しい森に生まれ変わらせよう!
という計画のもとにボランティアや小学生などが植樹し、今まさに成長中の公園。
現在は開園前なので公園内に立ち入ることはできないのですが、
来月行われる特別公開では、自由に見学することができるようです。
事前申し込みも不要、参加費も無料ですので、気になる方は行ってみてもいいかもしれません。
残念ながら府中では競技が行われる予定はありませんが、
多摩地区の住民としては見逃せないのが、多摩都市モノレールの延伸計画。
(via 東京都都市整備局)
直接オリンピックには関係ありませんが、
オリンピックを見据えて都市計画を進めていく際に、
こちらも検討されるのではないかと言われています。
現在上北台〜多摩センターまでの間を運行しているモノレールですが、
延伸は多摩センターを起点とし、高幡不動を経て立川に至り、
玉川上水を通って上北台に達する延長約16kmの区間で、
多摩市、八王子市、日野市、立川市及び東大和市を通過する、という計画です。
正式に発表されたものではなく「検討」の段階のものですが、
是非実現してもらいたいですね。
いかがでしたか?
まだまだ不透明な部分も多いですが、
いま現在私たちが利用している様々な施設や公園も、
実は前回の東京オリンピックの際に作られたものが多くあります。
2020年のオリンピックでも、開催後もそのように長きにわたって利用できる
施設が沢山作られるといいですね。
(via NEVERまとめ オリンピック後の東京【After2020】)