いよいよ始まったゴールデンウィーク!
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
空港や新幹線駅はかなりの混雑がみられるようですが、
案外街中は空いている…なんていう情報も。
10日間という長いお休みですから、最初は様子見という人も多いのかもしれませんね。
そして今日は何と言っても平成最後の日!
本日は退位礼正殿の儀も行われているとのことで、
なんとなく大晦日のような雰囲気のあるゴールデンウィークです。
さて、そんな平成最後の日、品川の海上でもひっそりと
府中に関係するとある儀式が行われていたのをご存知でしょうか?
そう、大国魂神社の「くらやみ祭」の品川海上禊祓(みそぎはらい)式と呼ばれる神事です。
3日から本格的にスタートするくらやみ祭ですが、
本当のスタートは今日、神職御一行が品川の海上に出て身を清め、
お清めの汐水を神社に持ち帰ることから始まっているのです。
今日は一日中冷たい雨が降り続いていましたから、
神職の御一行も大変寒い思いをしたことでしょう…
府中市民にとって、ゴールデンウィークといったらこれ!と言うほどの
お祭りであるくらやみ祭ですが、その名の通り、昔は深夜に街の灯りを全て消した
暗闇の中で行われていたことからこう呼ばれていたそうです。
現在は残念ながら様々な観点から「真っ暗闇」というわけにはいきませんが、
提灯に灯りを灯した山車が街道に並ぶ光景は、幻想的で一見の価値ありですよ。
お祭りの本格的なスタートは5月3日。
夕方から大国魂神社へと続くけやき並木に山車が並び、
お囃子の競演が行われることで「いよいよ始まる…!」感が高まります。
午後8時からは競馬式(こまくらべ)が行われ、夜の街を馬が闊歩します。
5月4日は万燈大会、子供神輿、山車行列。
5月5日は大国魂神社の年中行事で最も重要な祭儀である例祭が行われます。
また、夜にはくらやみ祭りのメインとなる神輿渡卸が行われ、
最終日の5月6日に各神輿が町内を巡行した後神社境内に還ってきて、終了となります。
歴史あるお祭りということで、くらやみ祭を舞台にした映画
「くらやみ祭の小川さん」も制作され、今秋の公開が予定されています。
お祭りと併せて、こちらも楽しみにしたいですね。
それでは、皆さんよい「令和」を!
(via 大国魂神社)