連日の雨雨雨…で、なんとなく気が滅入ってきそうな感じのお天気が続いていた東京。
なんと日照時間が「3時間未満」が19日連続で続いていたそうで、
これは平年の日照時間と比べると半分以下なのだとか。
今日は午後から久しぶりに気温も上がり、日照時間も3時間を超えて、
久しぶりの青空を少し見ることができました。
今週からは学生さんも夏休みに入る人が増えてきます。
あまりにも暑いのも困りますが、やはり夏は夏らしくいて欲しいですよね。
そんな中、府中市内にある郷土の森公園の修景池では、
とあるお花が見頃を迎えているのをご存知でしょうか。
それはこちら
ハスの王様と言われる、大賀ハスです。
皆さんは大賀一郎という植物学者をご存知でしょうか?
生涯をハスの研究に捧げた、ハスの研究の第一人者です。
彼は昭和20年に府中へ転居し、亡くなるまでの20年間を府中で過ごした人物です。
修景池のほとりには銅像が経っているため、ご存知の方も多いかもしれません。
大賀ハスの「大賀」は、彼の名前から取られています。
こちらのハスの発見にはとても面白い歴史があるんです。
昭和20年、千葉県にある東京大学検見川厚生農場内にあった落合遺跡で、
丸木舟の木片が見つかり見つかったそうです。
アメリカ、シカゴ大学の研究室の検査の結果、木片は2000年以上も昔のものと判明。
そして、それと同じ地層からハスのタネも3粒発掘されました。
そのうちの一粒を大賀博士が奇跡的に発芽、翌年開花させたというのです。
2000年以上も昔の種が発芽するなんて…なんだかおとぎ話のようですよね。
写真だと少し分かりづらいですが、大賀ハスの花の直径はなんと25cmにもなります。
現在、インスタグラムにはこちらの大賀ハスの素晴らしい写真がいくつも掲載されており…
まるで、極楽浄土のようです…!
開花期間は8月中旬ごろまでですが、
一つのお花はなんと経ったの4日しか保たないということなので、
気になる方は是非早めに足を運んでみてくださいね。
(via 府中観光協会)