府中市では今年、市制施行60周年を記念して、
様々な記念事業が行われています。
ただ今府中市美術館で開催されている
「市制施行60周年記念 生誕200年 ミレー展 愛しきものたちへのまなざし」
も、
その一つです。
《子どもたちに食事を与える女(ついばみ)》
ジャン=フランソワ・ミレーは19世紀のフランスを代表する画家の1人です。
名前にはピンと来なくても、「落ち穂拾い」というタイトルを聞くと、
ああ、あれね!と思う方も多いのではないでしょうか。
《落ち穂拾い、夏》
※落ち穂拾いと一言で言っても、「落ち穂拾い」と「落ち穂拾い、夏」の2種類があり、
上記の作品は今回、府中市美術館にもやってきている「落ち穂拾い、夏」の方です。
西洋絵画は、宗教的な背景が理解できないとピンとこないものも多いのですが、
大地に根ざして働く農民の姿をありのままに描いたミレーの作品は、
同じように大地に根ざして働いてきた日本人にとって、
他の有名な西洋絵画よりもどこか親しみやすさがありますよね。
今回の展覧会では、国内外から80点の作品が集結。
ひょいっと足を伸ばせる場所にこんな素敵な絵画が集まっているなんて、
これは見に行かないわけにはいきません!ね。
<via 府中市美術館>
■会期
2014年9月10日(水曜日)から10月23日(木曜日)
■休館日
月曜日(9月15日、10月13日をのぞく)、9月16日(火曜日)、9月24日(水曜日)、10月14日(火曜日)
■開館時間
午前10時から午後5時(入場は4時30分まで)
■観覧料
一般1200円、高校生・大学生600円、小学生・中学生200円