蒸し暑い夏は、虫たちの季節でもあります。活動的になった虫たちが部屋の中に侵入してきて、追いだすのに苦労するということもありますね。ドラッグストアーに行けば、さまざまな虫除けの薬や殺虫剤が並んでおり、虫退治に便利です。
しかし、小さなお子さまやペットのことを考えると、あまり強い成分の薬剤を使うのは躊躇してしまいます。できれば、ナチュラルな対策をとりたいものです。そこで、ここでは虫を殺すのではなく、自然に優しい防虫対策をご紹介します。
「ハッカオイル」を活用した虫除け対策
入浴剤などとしておなじみの「ハッカオイル」。実は、虫除けにも効果を発揮してくれます。蚊、アブ、ダニ、ブヨ、ゴキブリ、ハチ、コバエ、蟻、カメムシなどは、ハッカを嫌うのです。
(出典:シンプルライフ×シンプルスタイル)
・網戸や玄関に「ハッカオイル」をシュー
まず、虫たちの侵入口である玄関や窓を「ハッカオイル」でブロックしましょう。そのためには、「ハッカオイル」のスプレーを作っておくと便利です。
「ハッカオイル」防虫スプレーは、「ハッカオイル」40~60滴、精製水90ml、消毒用エタノール10mlを混ぜ合わせて作ります。
その「ハッカオイル」防虫スプレーを、網戸や玄関口に毎日たっぷりと吹きかけてください。1週間くらいすると効果が出てきます。その後も、気づいた時に拭きかけておくと効果が持続します。
(出典:シンプルライフ×シンプルスタイル)
・「ハッカオイル」スプレーでフローリングを掃除
「ハッカオイル」スプレーを使ってフローリングの掃除をしておけば、虫たちも近づかなくなります。また、ハッカの殺菌力や消臭力のおかげで、素足で歩いてもさっぱりした感覚のフローリングになります。キッチンの床やお風呂場周りなど害虫が好みそうな場所には、特におススメです。
床掃除にフローリングワイパーなどをお使いの方は、「ハッカオイル」スプレーをたっぷりかけてお使いください。
(出典:Aula)
・カーペットには重曹+「ハッカオイル」
簡単に洗濯のできないカーペットには、重曹に「ハッカオイル」を数滴混ぜた重曹パウダーを使います。カーペットに「ハッカオイル」を混ぜた重曹パウダーをふりかけて、2~3時間後に掃除機で吸い取ります。時間の余裕がないときは、前の晩にふりかけておいてもいいでしょう。吸い取る掃除機からもハッカの香りが拡散され、部屋中がさわやかになります。
(出典:シンプルライフ×シンプルスタイル)
・クローゼットの中にも
クローゼットは、空気がこもりがちで、熱と湿気もたまりがちです。クローゼット用の防虫剤も販売されていますが、強い香りが気になるという方も多いようです。そんなときは、化粧コットンなどに「ハッカオイル」を含ませて、クローゼットに入れておきましょう。さわやかな香りとともに、防虫効果が発揮されます。
(出典:Little Home)
・ネコを飼っているご家庭はご注意を
私たち人間には心地よい香りの「ハッカオイル」ですが、ネコにとっては有害だとされています。ネコを飼っているご家庭では、「ハッカオイル」を使わないでください。さらに、ネコは全般的にアロマオイルが苦手なため、使わないようにしてください。
(出典:unsplash.com)
・他のアロマオイルも効果的
ハッカ以外にも虫が嫌うアロマオイルがあります。ひば油、シトロネラ、ラベンダー、レモングラス、ゼラニュウムなども虫が苦手とする香りです。効果的に活用していきましょう。
オイルランタンを使っておしゃれに虫除け
オイルランタンに虫除け効果のある天然ハープ系のオイルを入れれば、香りを楽しみながら防虫をすることもできます。部屋の中はもちろん、バルコニーや庭で使うこともできます。防虫効果のあるオイルを、オイルキャンドルに使うのもおしゃれです。
(出典:めがねとかもめと北欧暮らし。)
昔ながら蚊取り線香でお江戸の気分
昔ながらの日本の夏の風物詩といえば蚊取り線香です。蚊取り線香は、農薬や染色剤、合成着色料などを使っていない、天然成分でできた製品を選べば、小さなお子さまやペットにも安心です。蚊取り線香は、日本の歴史がはぐくんできた伝統的な防虫剤です。ユニークな形の蚊取り線香入れもありますので、楽しみながら使うことができます。
(出典:wazawaza)
まとめ
SDGs活動の影響もあり、今年の夏は、自然環境に優しい防虫対策に特に注目が集まっています。
アロマオイルや天然成分で出来た防虫剤などを上手に活用すれば、自然に優しい虫除け対策ができます。小さなお子さまやペットのいるご家庭でも安心して使えるアロマオイルなどで、この夏を快適にさわやかにお過ごしください。
[参照URL]
キナリノ