江戸時代には甲州街道最大の宿場町として栄えた府中。神社や古代の遺跡も数多く残されています。そんな府中には、100年以上続く老舗の飲食店や和菓子店などがあります。ここでは、そんな老舗の味をご紹介します。ぜひ、伝統の味をお楽しみください。
1868年(明治元年)創業、150年以上つづく名店「モナムール清風堂」
京王線府中駅より徒歩3分、府中市宮町にある「モナムール清風堂」は、1868年(明治元年)に和菓子屋として創業されました。以来150年以上、府中の人たちに「美味しさ」を届け続けてきた伝統あるお店です。時代のニーズにあわせて、先代の時代にスタイルをかえて、1階がパティスリー、2階がイタリアンという現在の形となりました。店名の「モナムール」とは、私の愛するもの・大切なもの、という意味です。
1Fの入り口を入るとディスプレイにずらっと美味しそうなケーキが並んでいます。パティスリーはイートインだけでなくテイクアウトも可能です。
こちらがケーキのメニュー。カラフルで美味しそうなケーキがたくさんラインアップされています。飲み物とセットのメニューもあり、オーガニックティーのセレクションも豊富にそろっています。季節限定のケーキも沢山あり、1年を通して、さまざまなスイーツが楽しめます。
これは、お店の名前を冠したいちごケーキ「モナムール」。2種類のナッツのビスキーにカスタードムースとイチゴがはさまれています。
[店舗情報]
店 名 | モナムール清風堂 |
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創 業 | 1868年(明治元年) |
営業時間 |
【フランス菓子・カフェ】 平日・日曜日・祭日 / AM 10:00~22:00 年中無休 ≪ご予約お問合せ≫ TEL 042-361-9774 【イタリアンレストラン】 平日 / AM 11:30から15:00 PM 17:00~22:00 土曜日・日曜日・祭日 / AM 11:30~22:00 年中無休 ≪ご予約お問合せ≫ TEL 042-360-1060 |
住 所 | 東京都府中市宮町2丁目1番地の1 |
Webサイト | https://monamour.jp/ |
1893年(明治26年)、初代の大國魂神社境内での万頭売りから始まった「青木屋」
「青木屋」は、1893年(明治26年)、初代店主の加藤幸吉さんが大國魂神社の境内で万頭の販売を開始したことから歴史が始まっています。以来、120年余、「菓子は喜び」という初代の菓子づくりの精神を引き継いで、美味しいお菓子を作り続けています。
「青木屋」は、本社のある府中市内に4店舗がありますが、そのほかにも多摩地区に複数の店舗を展開しています。
府中市南町6丁目12番地の1にある「青木屋・郷土の森工場売店」は、文字通り工場に隣接した売店です。ここでは、他の店舗で売られている通常商品以外に、工場売店ならではの限定商品やアウトレット商品を購入することができます。
工場売店でしか味わえないお菓子のひとつが、看板商品「武蔵野日誌」のできたて版です。
「できたて武蔵野日誌」は、通常の「武蔵野日誌」とは異なり、ほんのりと温かくふわふわに焼き上がったバームクーヘンとトロトロにとろけるクリームが口の中でほどよい甘さに混ざり合って、絶妙な食感に仕上がっています。まさに「工場売店でしか味わえない」特別な味わいです。
また、もうひとつの人気商品が「武蔵野ロングロングバーム」です。これは、「武蔵野日誌」を切り分ける前の長い状態のお菓子で、1メーター以上はあります。「武蔵野日誌」とは違い、クリームは入っておらずシンプルでプレインなバームクーヘンのようなお菓子です。
なお、「工場売店」限定の「できたて武蔵野日誌」や「武蔵野ロングロングバーム」は、オンラインでは買うことができませんので、「工場売店」でお求めください。
「できたて武蔵野日誌」は販売日が決まっており、中のクリームの種類もその日よって異なります。数量限定のため、無くなり次第終了となるそうです。
詳しくは、お問い合わせてからお出かけください。(TEL:0120-16-3008・受付時間:9:00~17:00)
[店舗情報]
店 名 | 青木屋 |
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創 業 | 1893年(明治26年) |
営業時間 | 10:00~15:00 ※1月1日 定休日 |
住 所 | 東京都府中市南町6丁目12番地の1 |
TEL | 042-368-3009 |
Webサイト | http://www.aokiya.net/ |
120年以上前に魚屋さんから始まった和風レストラン「魚元」
京王線府中駅北口から徒歩で約5分、少し入り組んだ住宅街に佇む「魚元」。創業年は、はっきりしていませんが江戸末期から明治にかけて元次郎氏が神戸(ごうと)という場所で魚屋を開店したことでその歴史が始まったとされています。「魚元」は、府中の様々な史料に登場しているお店で、明治35年前後には鰻屋であったという記録が残っていることから、間違いなく120年以上前の創業ということが言えます。
四季折々の風情が楽しめる日本庭園をぬけるとお店の玄関が見えてきます。この庭園には、時としてメジロなどの野鳥も遊びに訪れるということです。駅近にもかかわらず、喧騒から離れた隠れ家的空間が広がっています。お店は、高名な日本建築家の設計で、すべて生木で造られているそうです。
店内には、掘りごたつのあるお座敷や個室風のテーブル席など、様々なタイプの席が用意されており、ゆったりとくつろいで食事ができます。2階には大きめのお座敷もあり、ちょっとした会合や法事等のニーズに応えています。
メニューには、松コース(要予約)(6,300円税込)と鰻重(上)(4,300円税込)、鰻重(並)(3,600円税込)があります。
「魚元」では、すべて浜名湖産の鰻を使っており、身がやわらかで上品な味だと定評があります。また、秘伝の特性ダレは無添加・無化学調味料、少し辛めでスッキリとした味わいです。「魚元」では、炊き方にこだわったご飯をはじめお吸い物やお漬物まで本格的な割烹料理の技が行き渡っており、ファンも多いようです。
写真の上が松コース (要予約)(6,300円税込)、下は鰻重(上)(4,300円税込)です。
[店舗情報]
店 名 | 魚元 |
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創 業 | 江戸末期から明治初期に創業 |
営業時間 | 火~日、祝日、祝前日 11:30~14:30 (料理L.O. 13:45) 17:00~21:00 (料理L.O. 20:00) 定休日 月 (祝日の場合は営業、翌火曜日休み) |
住 所 | 東京都府中市府中町2丁目14番地の14 |
TEL | 042-362-2029 |
Webサイト | https://uomoto.tokyo/ |
[参照URL] 老舗食堂 / モナムール清風堂 / 青木屋 / 魚元 /