6月から電気代が上がる?その理由は?

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電気代が6月から大幅に上がると言われています。

この記事では、電気代の大幅値上げについて解説していきます。

6月分(7月検針分)の電気代が上がる理由は?

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6月分の電気代が上がる理由は、電気・ガス価格激変緩和対策事業が終了してしまうというのが大きな理由です。

この電気・ガス価格激変緩和対策は、エネルギー価格の高騰による家庭や企業の負担を軽減するための措置です。

2023年1月から12月まで、電気や都市ガスの使用量に応じた料金の値引きが行われました。

この措置は2023年11月の経済対策に基づき、2024年4月の使用分まで延長され、5月の使用分からは値引き幅が縮小されます。

そして、この措置が6月で終了することで大幅な値上げが予想されています。

補助金額はどのくらい?

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電気・ガス価格激変緩和対策事業の補助金額は、4月までが1kWhあたり3円5銭で5月は1kWhあたり補助金額が1円80銭でした。

この補助金がなくなってしまうため、6月は生活の負担がかなり大きくなってしまうと考えられるでしょう。

100kWhあたりの補助金額は下記のとおりです。

電気使用量(月) 補助金額(5月)
100kWh 180円
200kWh 360円
300kWh 540円
400kWh 720円
500kWh 900円

使用する電気量が多ければ多いほど補助金の金額は大きくなるため、人数の多い家庭や電気使用が多い家庭は6月からの負担もかなり大きくなるでしょう。

負担増加の目安

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ひと月あたりの電気使用量の一般的な目安は、一戸建てでは下記の表のとおりとなります。

タイプ 使用電気量
1人世帯 219kWh
2人世帯 331kWh
3人世帯 386kWh
4人世帯 436kWh

以上の表から計算すると負担増加金額は下記のとおりとなります。

タイプ 使用電気量
1人世帯 394.2円
2人世帯 595.8円
3人世帯 694.8円
4人世帯 784.8円

また、集合住宅の場合は下記の通りです。

タイプ 使用電気量
1人世帯 186kWh
2人世帯 272kWh
3人世帯 313kWh
4人世帯 316kWh

以上の表から計算すると負担増加金額は下記のとおりとなります。

タイプ 使用電気量
1人世帯 334.8円
2人世帯 489.6円
3人世帯 563.4円
4人世帯 568.8円

以上から、一戸建て住宅では400円から800円程度の負担増加、集合住宅では350円から600円程度の増加が予想されます。

補助金額は8月から再開する?

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2024年5月に終了した「電気・ガス価格激変緩和対策事業」に代わり、新たに電気代とガス代の補助が再開される予定です。

これは物価高騰や円安の影響で家庭の負担が増していることを考慮したもので、2024年8月から10月までの期間に実施されます。

この新しい支援策は「酷暑乗り切り緊急支援」と名付けられています。

この補助は、特にエアコンの使用が増える夏季に焦点を当てており、8月と9月の電気代には1kWhあたり4円の補助、10月には2円50銭の補助が提供されます。

例えば、1カ月の電気使用量が260kWhの家庭では、8月と9月にはそれぞれ1,040円、10月には650円の補助を受けることが可能です。

この支援により、家庭の電気代負担が軽減され、猛暑を乗り切る助けとなることが期待されます。

電気代を抑えるコツ

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ここからは、電気代を抑えるための方法をご紹介します。

電力会社の各種割引サービスの利用

電力会社によって提供される割引サービスを利用することで、電気代を削減することが可能です。

例えば、時間帯別電力料金や、特定の使用量を超えた場合の割引などがあります。

自分の生活パターンに合った割引を選ぶことが重要です。

電力会社の切り替え

現在の電力会社の契約メニューが高いと感じた場合は、他の電力会社に切り替えることで節約できることがあります。

各電力会社は、ライフスタイルや家庭のニーズに合わせた多様なプランを提供しています。

比較サイトや電力会社の公式サイトを活用して、適切なプランを選ぶことがポイントです。

エアコンの設定温度を見直す

エアコンの設定温度は、室内の快適性と消費電力に直結します。

無理のない範囲で設定温度を下げることで、節電効果が期待できます。

また、エアコンのスマート機能を活用して、外出時や就寝時に自動で設定温度を調整することも効果的です。

冷蔵庫の設定温度を調整する

冷蔵庫の設定温度は、季節や使用状況に応じて適切に調整することが大切です。

夏場は冷蔵室を強で、冬場は中や弱に設定し、食材の状態に合わせて適切な設定を心がけましょう。

また、冷蔵庫の中の食材の配置にも注意し、空気の循環を促進することで冷却効率を高めることも節約につながります。

まとめ

6月から電気代の負担が大きくなり、生活の負担も大きくなります。

8月から10月に新たな補助が始まりますが、その後はまた負担が大きくなるため今から電気代の節約を考えておくとよいでしょう。

参考URL
【2024年6月】電気代はさらに値上げされる?料金高騰の理由を解説 |ドコモでんき (docomo.ne.jp)

電気代 値上げ 東京電力含め大手全社 補助金終了で ガス代含め今後どうなる | NHK

「厳しすぎてやっていけない」 電気代6月分から約400円値上げ 政府の補助金終了で(日テレNEWS NNN) – Yahoo!ニュース

【2024年8月再開予定】電気代・ガス代の負担軽減策 補助内容は?いつまで光熱費が値下げされる? | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ (enechange.jp)

2024年5月で電気代の補助は終了:6月からは電気代が実質値上げ? | まちエネコラム | まちエネ (machi-ene.jp)

2024年春までの電気・ガス価格激変緩和対策の継続に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可を行いました (METI/経済産業省)

一般家庭の電気使用量の平均はどれくらい?使用量を減らす方法についても解説 |【公式】ミライでんち (mirai-denchi.jp)

電気代を安くしたい!今すぐ始めるべき12の節約方法を徹底解説 – 大阪ガスの電気/大阪ガス (osakagas.co.jp)
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