
温かい空気は上昇する性質があり、2階や最上階は暑く感じやすい場所でもあります。
この記事では、そんなアパートの暑さ対策について解説していきます。
アパートの二階や最上階が暑くなりやすい理由とは?

アパートの二階や最上階は、下の階に比べて暑さを感じやすいとよくいわれます。
これは主に「建物の構造」と「熱の性質」によるものです。
まず、木造アパートは鉄筋コンクリート造のマンションと比べて断熱性や気密性が低いため、外気の影響を受けやすい特徴があります。
特に築年数の古い物件では断熱材が十分に使われていなかったり、経年劣化で性能が落ちていたりする場合もあり、暑さが室内に伝わりやすくなっています。
さらに、二階や最上階が暑くなる大きな理由の一つが「熱の性質」です。
温かい空気は上へと移動する性質があるため、一階よりも二階、そして最上階へと熱がたまりやすくなります。
その結果、上階の部屋は下階に比べて温度が高くなりやすいのです。
加えて、最上階では屋根を通じて太陽光の熱を直接受けるため、室内全体が温まりやすくなります。
周囲に高い建物がなく直射日光を遮るものが少ない場合は、なおさら暑さを強く感じるでしょう。
このように、断熱性能の低さや熱の性質、直射日光の影響が重なってアパートの二階や最上階は下の階よりも暑くなりやすいのです。
アパート二階・最上階の暑さを乗り切る!効果的な涼しさ対策

夏になると、アパートの二階や最上階に住んでいる方の多くが「部屋が暑くて眠れない」と悩みを抱えます。
構造的に熱がこもりやすいのは事実ですが、工夫次第で体感温度を下げ、快適に過ごすことは可能です。
ここでは、暑くなりやすい理由と具体的な対策方法を順序立ててご紹介します。
窓の外で日差しをシャットアウト
アパートの二階や最上階が暑い最大の原因は、窓から侵入する日差しと熱です。
建物に出入りする熱の約4割は窓からといわれており、ここを抑えるだけで室温の上昇を大きく防げます。
とくに効果的なのが、窓の外で遮断する方法です。
すだれやよしずを設置すれば、直射日光がガラスに当たるのを防ぎます。
さらに、ツル性植物を育てて「グリーンカーテン」を作れば、見た目にも涼しく自然の力で日差しを和らげることができます。
室内は遮光・遮熱カーテンで熱をブロック
外での対策に加えて、室内でもカーテンを工夫すると効果的です。
遮光カーテンは強い日差しを防ぎ、冷房効率を高めてくれます。
さらに、遮熱カーテンやハニカムスクリーンを使えば、断熱材のような役割を果たし、熱の侵入を抑えて室温を快適に保ちます。
日中も光を取り入れたい場合は、UVカット機能付きのレースカーテンを選ぶと明るさはそのままに紫外線をカットできるため、家具や床の日焼け防止にもつながるでしょう。
ベランダの照り返しを抑える工夫
二階や最上階の部屋では、ベランダの床からの照り返しが室温を上げる要因になることもあります。
その場合、ベランダの床にすのこやウッドパネルを敷くと効果的です。
特に木製は熱をため込みにくく、白や明るい色を選べば照り返しをさらに抑えられます。
もし余裕があるなら、ベランダで家庭菜園を始めるのもおすすめです。
植物の蒸散作用が周囲の温度を下げ、見た目の涼しさも楽しめます。
エアコンの状態をチェックする
夏の暑さ対策といえばエアコンが頼りですが、古い機種では効きが悪くなっている可能性があります。
フィルターにほこりが溜まっているだけで冷房効果は大きく落ちるため、まずは掃除から始めましょう。
それでも改善しない場合は製造年を確認してみてください。
一般的に寿命は10年程度とされており、それを超えているようならオーナーに相談して交換をお願いするのもひとつの方法です。
相談の際は「設定温度を18度にしても30度以下にならない」といった具体的な状況を伝えることで、対応してもらえる可能性が高まります。
サーキュレーターで空気を動かす
エアコンの効きが弱いと感じるときは、サーキュレーターを組み合わせるのがおすすめです。
冷たい空気は床付近にたまりやすいため、サーキュレーターで循環させれば部屋全体が均一に涼しくなります。
また、風を直接受けることで体感温度が下がり、エアコンの設定温度を上げても快適に過ごせます。
これは電気代の節約にもつながるため、一石二鳥の方法です。
まとめ

アパートの二階や最上階は、どうしても暑さがこもりやすい環境です。
しかし、窓やベランダで熱の侵入を防げば、体感温度を大きく下げることができます。
ポイントは「熱を入れない」「室内の空気を効率的に冷やす」という二つの視点です。
小さな工夫を積み重ねることで、真夏の厳しい暑さを少しでも快適に乗り切れるでしょう。
参考URLアパートが暑い! 二階・最上階の夏を乗り切るための効果的な対策とは|LIFULL HOME’S
部屋が暑くなりやすい物件の特徴と部屋探しのコツや涼しく過ごすための対策とは|SUUMO