雨上がりに散歩をしていると、蜘蛛の巣に雨の雫がついて
まるで宝石のように綺麗にキラキラしていることがあります。
決して虫が好きではない人でも、思わず見惚れてしまったことがあるのはないでしょうか。
しかし。
そんな蜘蛛の巣の主が自分のお部屋に出現するとなると話は別です。
気がつくと、なんの断りも無しにお部屋の中にやってきている蜘蛛。
虫が得意な方なら捕まえて窓の外にポーイっとすれば済みますが、
虫が苦手な方にとっては一大事!
かと言って蜘蛛は神様の使いと言うくらいだし、殺虫剤で殺すのもなんだか…
そんなジレンマに陥ったことのある方も多いのではないでしょうか。
一般的にお部屋の中に現れる蜘蛛は、おそらくこの蜘蛛が多いはず。
(via Wikipedia)
苦手な方がいらっしゃったら、ごめんなさい!
この画像で見ると大きいですが、実際には1cmにも満たない小さな蜘蛛で、
触るとピョーンと跳ねるのが特徴です。
「家グモ」とも呼ばれるこの蜘蛛、正式名称は「アダンソンハエトリ」と言うのだそう。
…なんだかダイソンみたいでかっこいい名前ですね。
さて。
アダンソンハエトリ、名前からもわかる通りハエを獲るのが大のお得意なのだそうです。
しかも!
ハエだけではなく「赤ちゃんゴキブリ」も食べてくれるとのこと…!。
さらに!!
アダンソンハエトリは基本的に蜘蛛の巣を作らず、
餌となる害虫を探していつも彷徨っているんです。
つまり、万が一家の中でゴキブリの赤ちゃんやコバエが発生してしまっていても、
このアダンソンハエトリがいれば駆逐してもらえるかもしれないということなんです。
いかがでしょうか。
蜘蛛の巣を作らず、かつ害虫を食べてくれる、いわゆる益虫です。
しかも、気にしないようにしようと思えばできるほどの小ささです。
もしもお部屋に現れたとしても、見なかったふりをして、
お部屋のパトロールを任せてみせるというのも、一つの手かもしれませんよ!