9月は大型台風の季節!お家でできる台風対策は?

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毎年大きな被害を出している台風。直撃ともなれば、住んでいるお家の被害も甚大です。この記事では、そんな台風対策について解説していきます。

秋台風の特徴

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秋台風には主に3つの特徴があります。ここでは、そんな秋台風の特徴について触れていきましょう。

本州を直撃しやすい

台風の進路は、太平洋高気圧の縁に沿って北の方へ登っていくのが特徴です。

そんな太平洋高気圧は、秋になると勢力が弱まり台風の通り道となる太平洋高気圧が本州と近くなります。

そのため、秋の台風は本州へ直撃する進路を取りやすく大きな被害をもたらしていきます。

進行スピードが速い

秋の台風は夏の台風に比べると進行のスピードが速いです。

理由としては、偏西風が関係しています。台風は、太平洋高気圧の縁に沿って北上した後、偏西風に乗って東寄りに進んでいきます。

秋は偏西風が本州の近くまで南下しており、台風が偏西風に影響されやすく移動のスピードも上がっていくのです。

進行スピードが速いと何が起きるかというと、台風の右側で台風そのものの風のスピードとプラスして進行スピードも加わってくるため風が強まります。

一方で夏の台風は、上手く偏西風に乗れないため長い間ウロウロして長期間天気に影響を与えていきます。

秋雨前線とダブルで影響を受ける

秋は秋雨前線が本州付近に停滞していることが多いです。

この秋雨前線は、暖かくて湿った風を発生させます。台風は、暖かくて湿った空気を原動力にして成長していくため秋雨前線プラス台風になると大雨になることがあり災害リスクを高めます。

夏台風と秋台風の大まかな違い

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夏台風の特徴は下記の通りです。

・台風自体の動きがゆっくり

・動きが複雑ですんなりと北へ抜けていかないことがある

・南西諸島から西日本にかけて直撃したり影響を及ぼすことが多い

また、秋台風の特徴は下記の通りです。

・日本付近で台風の速度が上がる

・秋雨前線の働きにより雨量が多くなる可能性が高い

・夏台風に比べると風が強い傾向にある

・近畿地方から東日本にかけて直撃したり影響を及ぼすことが多い

夏はダラダラと台風が影響するイメージですが、秋は一気に台風が抜けていくイメージです。

その分秋台風だと勢力が落ちる前に日本列島に直撃することもあり、大雨だったり暴風になったりすることもあります。

また、被害を受ける地域も異なり主に夏は西側で被害を受けやすく秋は東側で台風の影響を受けやすくなっています。

台風による災害はどんなものがある?

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台風による災害は主に水害と風害です。ここからは、水害と風害についてそれぞれ解説していきます。

水害

水害は、大雨を原因とする浸水や洪水のことです。

昔に比べて整備が進んでおり、河川の氾濫は少なくなってきているとは言われていますが都市部では雨水を一時的に溜める機能が低下している場合もあり水害が増加傾向にあるとも言われています。

風害

風害とは、強風や暴風などが原因で起こる災害のことです。風が強く吹くと物が飛ばされる被害だけではなく、人が立ったり歩いたりするのも困難になります。

台風は、強い風を引き起こし特に台風の進行方向の右側では台風本体の風プラス台風が乗っている風が同じ方向を向いているため風がより強くなると考えられています。

また、台風は入江や海峡、山の谷間などでも強く吹く可能性があり注意が必要です。

お家でできる台風対策

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ここからは、お家でできる台風対策について解説していきます。

非常用持ち出し袋を用意しておく

台風が直撃した際には、避難をする必要があったりお家にいても停電が発生して生活が困難になる場合があるでしょう。

そんな非常時に備えて非常用持ち出し袋を用意しておくと良いです。

用意しておくべきものは下記の通りです。

・懐中電灯

・携帯ラジオ

・貴重品

・水

・非常食

・着替えやタオル

・ライターやマッチ

普段からこれらの物を用意しておくといざというときに安心と言えるでしょう。

土のうや水のうを用意しておく

浸水を防ぐために土のうや水のうを用意しておくのも台風対策になります。

土のうを準備するのが大変だったり、そもそも土が少ない都市部に住んでいる人は水を入れるだけで作れる水のうがおすすめです。

また、水のうの中には袋を水につけておくだけで出来るものもあるので人手が足りない場合や、女性や子供しかいなくても簡単に作ることができます。

家の周りを掃除しておく

台風が来る前に行っておくと良い対策は、家の周りを掃除しておくことです。

家の周りの側溝や排水溝が詰まっていると、大雨が降った時に上手く水が流れづらくなり水が溢れる危険性が高くなります。

そのため、台風が直撃する前に落ち葉やゴミを取り除いておくと良いでしょう。

また、家の周りに飛ばされそうなものがあるときには片付けておいたり固定しておきます。

まとめ

台風は夏のイメージが強く、秋のイメージはそこまで無いと思いますが夏の台風とはまた違った形を見せます。

そのため、夏だけではなく秋の台風対策もしっかりと行っていくようにしましょう。

参考URL
台風が来たときの対策は?接近前から家でできることを徹底解説 – WITH YOU (kepco.co.jp)

秋の台風 知っておきたい3つの特徴 – ウェザーニュース (weathernews.jp)

夏台風と秋台風の違いとは?特徴やなぜ違いが生じるのかを解説 | 気象病に関する気象用語 | 頭痛ーる:気圧予報で体調管理 (zutool.jp)
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