フラット35に新たな制度、中古プラスが登場しました。
この記事では、そんな中古プラスについて解説していきます。
【フラット35】中古プラスとは?
「【フラット35】中古プラス」は、2025年度(令和7年度)の新しい制度です。
中古住宅を買うとき、一定の品質が確認できると、住宅ローン【フラット35】の金利が最初の5年間、年0.25%引き下げられるというものです。
どんな検査が必要?
中古プラスを利用するには、下記の検査が必要です。
検査箇所 |
技術基準 |
床(住戸内)※マンションのみ |
著しい沈み、仕上げ材の割れ、欠損、剥がれがないこと |
天井(住戸内) |
仕上げ材の著しい割れ、欠損、剥がれ、腐食、漏水の跡がないこと |
階段(住戸内) |
構造体・踏面に著しい沈み、欠損、腐食等がないこと。手すり等の著しいぐらつき、腐食がないこと |
バルコニー |
手すり等の著しいぐらつき、腐食がないこと |
雨樋 |
破損がないこと |
屋外に面する開口部 |
建具周囲に隙間がないこと、建具の著しい開閉不良がないこと、手すり等の著しいぐらつき、腐食がないこと |
給排水・給湯設備(※) |
給排水管の接続部分・トラップ周辺に漏水または漏水の痕跡がないこと ※マンションは専有部分のみ対象 |
物件検査を省略できる住宅

以下のいずれかに該当する場合、「【フラット35】中古住宅に関する確認書」(または中古マンションの場合は「適合証明省略に関する申出書」)を金融機関に提出することで、物件検査を省略できます。
条件 |
内容 |
① 長期優良住宅(築20年以内) |
築20年以内で「長期優良住宅」の認定を受けているもの |
② 安心R住宅+【フラット35】利用歴あり |
「安心R住宅」の認定を受けており、新築時に【フラット35】を使って建てられた住宅 |
③ 【フラット35】利用歴ありの築10年以内住宅 |
築10年以内で、新築時に【フラット35】を利用して建てられた住宅 |
④ 中古マンションらくらくフラット35の対象住宅 |
「らくらくフラット35」として事前に登録されている中古マンション |