府中市にはたくさんの魅力があります。歴史的なものがあるかと思えば、自然も広がり、商業施設も充実しています。この記事では、そんな府中市の魅力を5つほどご紹介していきます。
多摩地域最大の約26万人が居住する街
東京都多摩地域に位置し、東京都のほぼ中央にある府中市。人口約26万人は、23区を除きサンリオピューロランドがある八王子市、プロサッカーチームの町田ゼルビアで有名な町田市に次いで3位の人口規模です。
他のベッドタウン都市と比べて多くの企業が府中市内に拠点を構えているため、職場への通勤距離が比較的近い環境であることが特徴と言えます。
また、市内には350を超える公園があり豊かな自然が広がっている過ごしやすい環境でありながら都心へのアクセスも抜群で都心へ通勤する方も少なくありません。
京王線、JR南武線、JR武蔵野線、西武多摩線の鉄道駅が合わせて17駅も市内にあり、都心はもちろんのこと西は高尾山・山梨方面、北はさいたま副都心、南は川崎方面へ出ていけるので通勤だけでなく、ショッピングや観光にも便利になっています。
更には、通勤通学、遊びに便利な交通網だけでなく府中市は東京都内でもトップクラスに治安の良いエリアとして知られています。府中市駅周辺も、再開発のおかげで飲食店が整備され、犯罪件数が大きく減少し女性が一人暮らしをする上でも安心して生活できる場所と言えるでしょう。
一味違う体験ができるディープな場所が多数
府中市には、東京競馬場やサントリーのビール工場、漫画・アニメの舞台やドラマのロケ地など通常の街ではあまりないディープな場所が多数存在しています。
東京競馬場はレースだけでなく、競馬のことを詳しく知れるJRA競馬博物館がある珍しい競馬場です。全国に10か所あるJRA競馬場の中でも、博物館があるのは東京競馬場だけです。館内には体験コーナーもあり、実際に騎手になったつもりで競走馬のスピードを体験することができたり、スターターになってスタート時のゲートが開く瞬間を近くで見ることができます。
サントリーのビール工場の楽しみ方は、実際の工場内見学です。製造工程の見学では、仕込み工程から貯酒工程まで見学することができます。特に貯酒工程では、実際に貯酒工程で過去に使われていたタンクの中を通ることができます。写真撮影もできる人気のスポットです。製造工程の見学が終わった後は、なんと試飲ができます。注ぎたてのビールを思う存分楽しむとよいでしょう。
府中市が舞台となっている漫画・アニメは、ちはやふる、ウマ娘プリティーダービーなど人気作品が並んでいます。ドラマでもノーサイドゲーム、家売る女、ブザービート、ごくせん、半沢直樹など数多くの名作ドラマのロケ地が存在しています。聖地巡礼など自分の好きな作品のロケ地を巡るのもよいでしょう。
70万人が楽しむくらやみ祭
くらやみ祭は東京で最も有名な祭りのひとつで、祭りのルーツや歴史は大國魂神社を景行天皇が建立した2世紀まで遡るほど歴史があるお祭りです。
毎年4月30日から5月6日まで開催されています。くらやみ祭のくらやみとは文字通り真っ暗であることを意味しており、神輿で行われる真夜中の儀礼の際街の明かりをすべて消したことが始まりだそうです。
明かりを消す理由としては、昔々神聖なものは肉眼で見るべきではないとされていたためでした。今日では、くらやみ祭はちょうちんの明かりで灯され、訪れる観光客を魅了し2010年に東京都指定無形民俗文化財として認定されました。
4月30日から行われるくらやみ祭のスケジュールでは、スピードと馬の乗りこなしを披露する競馬式(こまくらべ)が行われたり、22台の美しく飾られた山車のパレードがあったり、カラフルで大きな万灯を誰が最も優雅に動かせるかを競う万灯大会など魅力的なプログラムが多々行われます。
期間中は400とも500とも言われる数の出店が並び、訪れる観光客を圧倒し楽しませてくれています。
強豪プロラグビーチームが2つもある
府中市を拠点にしているプロラグビーチームは、東京サントリーサンゴリアスと東芝ブレイブルーパスの2つです。
東京サントリーサンゴリアスは、1980年創部で1995年に創部15年目で初の日本一を達成しています。2001年には、日本選手権制覇を含む5冠を達成しラグビーの歴史に名を刻む強豪チームとなりました。チーム名の由来は、サントリーのサン、太陽のSUNに巨人のゴリアスを加えたものです。
かつては日本代表の松島幸太郎選手や元日本代表の畠山健介さんが所属していたこともあり、昔からのファンも少なくありません。ホームグラウンドのサントリー府中スポーツセンターは練習見学が可能で試合時とは違うチームの様子を間近で感じることができます。
東芝ブレイブブルーパスは、1948年創部で1987年に全国社会人大会で初優勝、1996年度から日本選手権3連覇という破竹の記録を打ち立てています。
ジャパンラグビートップリーグでは、2004-2005、2005-2006シーズンでリーグ連覇を達成し常勝チームとして知られるようになりました。
チーム名のルーパスとは、ギリシャ語で狼座という意味です。狼のように群れを成しながら緻密且つ野性味あふれる追い込みと勇猛果敢(ブレイブ)なプレーをモットーにチームは纏まっています。
チームには日本代表のキャプテンも務めた、リーチマイケル選手など多くの日本代表が所属しています。
魅力あふれる2つのチームを、機会があれば応援に行ってみてはいかがでしょうか。
知る人ぞ知る穴場花火大会
都内でも人ごみの少ない花火大会として、知る人ぞ知るJRA東京競馬場花火大会。府中市民向けの広報誌やJRA東京競馬場のホームページでしか告知されず、地元に住む方々を中心に楽しまれている花火大会です。
3500発もの花火が打ち上げられる大規模な花火大会で、例年7月に開催されています。芝生やスタンドから観賞することができ、間近で見られる花火はかなりの大迫力です。
約30分間で3500発打ち上げられるので、他の大規模な花火大会を圧倒するほどの迫力を楽しむことができます。
通常花火大会は人がごった返すことが多いので、今年の夏はゆっくりと花火を鑑賞したいと考えている方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回紹介した魅力以外にも府中市にはたくさんの魅力があります。実際に訪れたり住んでみたりして府中市の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。
参考URL府中の7つの魅力 | 東京府中市の魅力を紹介する観光・地域情報発信Webマガジン | 府中マガジン (fuchu-magazine.com)
住みやすさが魅力。歴史と自然の残る街、府中市 (o-uccino.com)
府中市の魅力とは?治安の良さについても徹底解説 | 賃貸の森 (chintainomori.jp)
レースだけじゃ勿体ない!施設が充実すぎる東京競馬場の魅力 | 東京都 | トラベルjp 旅行ガイド (travel.co.jp)
サントリーのビール工場見学(東京・府中市)|〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野 (suntory.co.jp)
東京都府中市 ロケ地情報 (ash.jp)
くらやみ祭 東京都府中市ホームページ (city.fuchu.tokyo.jp)
ラグビーのまち府中 (rugbycity-fuchu.jp)
東京競馬場花火大会2021の開催は?見所や穴場情報を紹介 | hanablog (hanablog-life.com)