エアコンが壊れた!直るまでにできる暑さ対策は?

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猛暑の中エアコンが壊れたら地獄どころか命の危険まであります。しかも夏は、エアコン屋さんも忙しくすぐに対応してもらえるかもわかりません。この記事では、そんな時に使える暑さ対策について解説していきます。

熱中症に注意するべき室温は?

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室温が28度を超えてくると熱中症の可能性が高くなり危険な水準となります。そのため、室温を28度以下に保つ必要があるでしょう。

また、室温だけでなく湿度にも気を付けなければなりません。湿度が高い場合、室温が28度を下回っていてもかなり暑く感じることがあります。

目安として湿度が70%で熱中症警戒レベル、71%を超えてくると厳重警戒レベルになるとも言われています。

室内での熱中症を防ぐためには、室温を28度以下にし湿度を50%から60%に保つと良いでしょう。

エアコンが壊れたら?

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湿度50%、室温28度以下に設定した室内で涼しく過ごそうと思いエアコンをつけると故障して動かない。なんてことになったら大ピンチです。

ここからは、そんなピンチを乗り切るための暑さ対策を紹介していきます。

冷風扇を使う

エアコンが壊れてしまった時にかなり強い味方になってくれるのが冷風扇です。

冷風扇とは、気化熱を利用して涼しい風を出してくれる扇風機以上エアコン未満のような家電です。

基本的な仕組みとしては下記のとおりです。

【1】冷風扇が外部から内部へと空気を取り込む。

【2】取り込まれた空気が水分などを含んだフィルターを通過。

【3】空気がフィルターを通過する際にフィルターに含まれている水分が蒸発し、周囲の熱を奪うことで温度を下げる。

【4】冷風扇から出てくる前の空気が気加熱によって冷やされたフィルターを通る。

【5】フィルターを通って冷たくなった空気が冷風扇から出てくる。

※気加熱とは、液体が気体になる際に吸収される熱エネルギーのことを指します。

冷風扇を使うことのメリットは、エアコンよりもかなり安価で手に入り1部屋分くらいであれば十分室温を下げる効果があるところです。

また、エアコンのように設置工事を必要とせず買ってきてコンセントを差すことですぐにでも使うことができます。

エアコンが壊れてしまった時には、かなりおすすめしたい代用品と言えるでしょう。

扇風機×濡らしたタオル

扇風機と濡らしたタオルのコンビネーションもエアコンが壊れてしまった時には有効です。

扇風機の前に濡れたタオルをかけることにより、冷風扇と同じで気加熱を利用し冷たい風を送ることができるようになります。

この時、直接扇風機に濡れたタオルをかけると故障の原因になるため注意しましょう。

扇風機×氷

気化熱を利用する場合は、氷を使用する方法もあります。扇風機の前に氷を置くことにより、氷が蒸発する際に気加熱が奪われるため周囲の温度を下げる効果が期待できるでしょう。

この時、扇風機の前に置く氷でおすすめな方法が500mlや2Lのペットボトルに水を入れて凍らしたものを置く方法です。

この方法であれば溶けてしまった後でも、また凍らせれば再利用することができるため経済的です。

また、凍らせたペットボトルは除湿効果もあります。温度差によってペットボトルの表面に結露が発生するため部屋の湿度を下げることができます。

なぜなら結露の水分には、部屋の湿気が使われるため結露が起こることによりどんどん部屋の湿気が奪われていくことになるからです。

濡れたタオルでは、いまいち涼しくならないという場合は凍らせたペットボトルと扇風機で室温と湿度を下げる効果を狙ってみると良いでしょう。

窓から入る直射日光を遮る

窓から差し込む直射日光は、室温を上昇させます。このような室温の上昇を抑えるためには、窓から入る直射日光を遮ると良いでしょう。

遮光カーテンを取り付けたり、すだれを設置したり植物でできるグリーンカーテンを設置するのも涼やかでおすすめです。

身体を冷やす

エアコンが壊れたとしても身体をこまめに冷やせば、熱中症のリスクは下げられます。

冷たいシャワーを浴びる、水風呂に入る、首や脇の下など太い血管が通る場所を保冷剤や氷で冷やすなど電化製品を使う以外にできることはたくさんあります。

ただし、あまり冷やしすぎるのは体調不良の原因にもなりますので水風呂やシャワーは短時間で行うようにしましょう。

エアコンが急に壊れて困らないようにするには?

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エアコンが壊れた際にできる急場凌ぎについて解説してきましたが、やはり夏場はエアコンが無くては生きていけません。

急に使えなくなることを防ぐにはやはり日頃からメンテナンスを行うことが必要でしょう。

日頃からメンテナンスを行うことで故障の前兆がわかるため早め早めの対応を取ることができます。

また、エアコンに関してメーカーが出している標準使用期間は10年です。実際の平均寿命はもう少し長いため大体13年から14年程度で使えなくなってしまうと考えられます。

そのため、急に使えなくなったりして困らないよう10年以上経過しているエアコンは買い替えることを考えると良いでしょう。

まとめ

夏にエアコンが壊れて使えないのは命にかかわる大ピンチです。

上手く工夫してエアコン屋さんが来るまで凌いで行きましょう。

参考URL
エアコンが故障した!エアコンが壊れても一時的に部屋を涼しくする方法と熱中症について解説 | 業務用エアコン販売・取付工事専門サイト【ReAir(リエア)】 (re-air.jp)

エアコンが使えない!冷房を使わずにスグ涼しくなる方法9選|ピッタリ住設 (pi-ta.com)

誰にでも起こる「室内熱中症」――どんな時・どんな場所で発生しやすい? 予防対策をチェックしよう。 | 株式会社テラモト (teramoto.co.jp)

気化熱の原理とは? 打ち水で空気が冷える仕組みを知ろう【親子でプチ科学】 | HugKum(はぐくむ) (sho.jp)

エアコンの寿命は何年?寿命の前兆や長持ちさせる方法も解説|EGR (egmkt.co.jp)
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