ステイホームは、冷凍食品を上手に使って 手早く美味しく調理しましょう

新型コロナウィルス流行の影響により、私たちの暮らしのスタイルも一変しました。特に外食をする機会が少なくなりましたので、お家でお料理をすることが増えたのではないでしょうか。 毎日の献立が悩みの種になっている方も多いと思います。そんな時に頼りになるのが、手早く美味しく調理できる「冷凍食品」。
今回は、冷凍食品の豆知識や失敗しない調理のポイントをお話します。

冷凍食品の基本

いまや技術の進歩でどんな食材でも冷凍ができるようになり、冷凍食品売り場には沢山の商品が並んでいます。まずは、冷凍食品の基本をおさえておきましょう。

市販の冷凍食品は大きく分けて3種類

冷凍食品には、食材によって大きく3つの種類があります。
種類によって解凍や調理の方法も異なりますので、まずは、ここを理解しておきましょう。
(1) お刺身などの「生もの」
(2) 調理されていてそのまま蒸したり揚げたりできる「調理食品」
(3)「野菜」

意外と栄養価は生きている

ゆっくり冷凍すると食材の細胞に大きな氷の結晶ができてしまい、細胞組織を破壊して栄養価が失われてしまいます。しかし、現代の冷凍食品は急速かつ強力に冷凍されているので、ほとんどの栄養価が残されています。

「加熱してありません」の表示を見極める

冷凍食品の包装には、「加熱してあります」「加熱してありません」のどちらかを表示することが義務づけられています。
ところが「加熱処理をしていません」と表示されていても、それには“食材を冷凍する前には加熱していません”という商品も含まれているので注意が必要です。
例えば、冷凍野菜は80%程度に加熱した上で冷凍してありますが、「加熱処理していません」と表示されています。従って、調理する時には加熱のしすぎに注意が必要です。

商品の温度はマイナス18℃以下に保たれている

冷凍食品には、「品温をマイナス18℃以下にする」という世界基準が定められています。この他、「洗浄など下処理済み」「急速冷凍」「流通用に包装してある」なども世界基準となっています。

冷凍食品を買うときのポイント

ショーケースはマイナス18℃以下になっているか

ショーケースに設置されている温度計でマイナス18℃以下に保たれているかを確認しましょう。また、冷凍ショーケースの内側には、商品を積み上げても良い境界線「ロード・ライン」が引かれています。それが守られているかも併せてチェックしておきたいポイントです。

包装の状態もチェック

包装が破れているものは不衛生で品質が低下している恐れがあるので、購入を避けましょう。また、冷凍食品には、品名・原材料・内容量・賞味期限・保存方法・使用方法・製造者名などの表示義務があります。きちんと表示されていることを確かめることも大切です。
なお、日本冷凍食品協会が認定する「認定証マーク」やJAS規格に合格した「JASマーク」がついているかどうかも一つの目安となります。

調理前にチェックすべき注意点

実際に調理する前に、パッケージ内の食品の状態をチェックするようにしましょう。主なチェックポイントは次の3つです。

(1) 食品の表面が変色していないか
食品の一部が白っぽくなっているものは冷凍焼け、極端に変色しているものは酸化している恐れがあります。いずれも、保存状態が悪いと起こってしまいます。
(2) パッケージの内側が霜で真っ白になっていないか
内側に霜がたくさん付いていて、食品が雪でまぶされたように真っ白になっているものは、品質が低下している証拠です。
(3)割れていないか、塊になっていないか
本来は個々でばらばらな商品が固まってくっついてしまっているものは、一度溶けかけた商品で品質が落ちています。

冷凍食品を美味しく調理するためのコツ

冷凍食品は、電子レンジで温めたりするだけですぐに美味しく食べられることが魅力ですが、実は意外に奥が深く、特に冷凍野菜の解凍で失敗してしまう方が多いようです。そこで、冷凍野菜を美味しく食べるための解凍のコツをご紹介します。

電子レンジで加熱のしすぎに注意

冷凍野菜のほとんどは80%程度の加熱がされています。調理をする時は、残りの20%を加熱すればいいのだということを覚えておきましょう。ついつい加熱しすぎてしまうので、短めの時間で加熱し、様子を見ながら調理するのがオススメです。

半解凍したものを電子レンジにかけるのはNG

電子レンジは水分に作用するという特性があります。そのため半解凍の状態の野菜では、溶けた部分だけが加熱されてムラが出てしまうのです。冷凍庫から出してすぐに解凍するのがポイントです。

サラダにするときは熱湯でさっと茹でる

冷凍野菜をサラダや和え物にしたいときは、袋から出して凍ったまま熱湯に入れ、さっと茹でると色合い良く仕上がります。茹であがったら、流水で急速に冷やして水切りをすれば、さらに美味しく食べることができます。

野菜からお肉、ご飯からデザートまで、冷凍食品には、様々な食材が揃っています。忙しい時やメニューに困った時などに上手に使えば、とても便利です。
さらに、調理方法にひと工夫を加えれば、より一層美味しくお召し上がりいただけます。早速今晩の献立に加えてみてはいかがでしょうか?

(via ALL About | もっと使いこなそう!冷凍食品 vol.1 冷凍食品を買う時はここに注目!
(via ALL About | 冷凍食品・冷凍野菜を美味しく食べるコツ……もっと使いこなそう!

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