いくら休んでも疲れが取れないという悩みを持つ人も少なくないでしょう。
この記事では、そんな疲れが取れない原因やおすすめのお家リラックス方法について解説していきます。
疲れているとはどのような状態か?
「最近、肩がこる」「なんだか気分が落ち込む」「仕事に集中できない」こうした状態に心当たりがある方、それは“疲労”のサインかもしれません。
疲労には大きく分けて3つのタイプがあります。
1つ目は、肉体的疲労です。
体を動かすことで生じる疲れで、筋肉のだるさや重さ、長時間の立ち仕事や同じ姿勢の作業による疲れなどが当てはまります。
2つ目は、精神的疲労です。
これはストレスや不安、プレッシャーなどによって引き起こされる心の疲れになります。
3つ目が、神経的疲労です。
パソコンやスマホの長時間使用による目の酷使、あるいは情報過多で脳が休まらない状態がこれにあたります。
これらの疲労が重なると、以下のような症状が現れやすいです。
・集中力が続かない
・思考力の低下
・気分の落ち込み
・寝つきが悪く、朝もスッキリ起きられない
・体のだるさ、頭痛、すぐに座りたくなる など
このように、疲労は体と心の両方にさまざまな影響を及ぼします。
なぜ疲れが取れないのか?現代人が陥りやすい3つの原因
十分に寝たつもりでも「疲れが取れない」と感じる背景には、現代特有の生活環境が関係しています。
まず注目すべきは、神経的疲労の蓄積です。
スマートフォンやパソコンは現代人にとって欠かせないツールですが、これらから得られる膨大な情報は脳にとっては大きな負担です。
必要以上の情報を高速で処理し続ける状態が続くと、脳が疲弊してしまい気づかないうちに神経的疲労がたまっていきます。
次に、精神的疲労も見逃せません。
対面での会話や人とのつながりが減る一方で、SNSやメッセージのやりとりなど気を使うデジタルなコミュニケーションは増えています。
これがストレスの原因となり、心が休まる時間が少なくなっています。
さらに見落とされがちなのが、運動不足による慢性疲労です。
体を動かさないと筋肉が衰え、エネルギーを生み出すミトコンドリアも減少します。
代謝が落ち、活性酸素が増えることで、体はさらに疲れやすくなります。
この状態は、例えるなら“電池切れのスマホ”のようなもので、回復のスピードも遅くなり疲れを引きずってしまうのです。
とくに下半身の筋力が弱っている人は要注意です。
水分代謝が悪くなり、むくみやだるさを感じやすくなることもあります。
これがまた動くのを億劫にし、疲れやすい体質をさらに強めてしまうという悪循環に陥るのです。
自宅でできる効果的なリラックス方法5選
ここからは、疲れを取るために自宅でできる効果的なリラックス方法を5つご紹介していきます。
ゆっくりと入浴する
シャワーだけで済ませがちな人も、ぜひバスタブにお湯をはって湯船に浸かってみてください。
お湯に包まれることで血行やリンパの流れが促進され、筋肉の緊張もやわらぎます。
また、脳がスマホやパソコンの光で疲れている場合は、照明を落とした暗めの環境で入浴すると、より深いリラックス効果が得られます。
ポイント:
・お湯の温度は38〜40℃ほどが◎
・入浴前後に水分補給も忘れずに
良質な睡眠をしっかり取る
どんなに頑張っても、睡眠が足りないと疲れは回復しません。
最低でも1日7時間は眠るように心がけ、毎日同じ時間に寝起きすることで体内時計を整えると、寝つきがよくなり、深い眠りを得やすくなります。
就寝前1時間はスマホを見ないなど、脳を休める習慣を取り入れてみましょう。
ポイント:
・夜更かしを控え、就寝時間を固定する
・寝室の照明や温度にも気を配ると効果的
瞑想・マインドフルネスで脳の疲れをリセット
集中力が続かない、気持ちが落ち着かない、そんなときにおすすめなのが瞑想やマインドフルネスです。
静かな場所で目を閉じ、呼吸に意識を向けるだけでも脳が休まり、リラックス状態へと導かれます。
1日5〜10分程度の習慣でも、心の安定感や疲労回復につなげることが可能です。
ポイント:
・テレビやスマホの音を遮断した静かな環境で行う
・「今ここ」に意識を向けるのがコツ
ヨガやストレッチで体のこわばりを解消
長時間のデスクワークやスマホ使用で、体は思っている以上にこわばっています。
軽いストレッチやヨガを取り入れるだけで血流が改善し、肩こり・腰痛なども軽減される効果があります。
リズムよく深い呼吸とともに体を動かすことで、自律神経のバランスも整いやすくなるでしょう。
ポイント:
・寝る前に行うと入眠がスムーズになることも
・難しいポーズではなく、呼吸を意識したゆっくりした動きでOK
アロマの香りで自律神経を整える
香りには、気分や体調をコントロールする力があります。
リラックスしたいときにおすすめなのが、ラベンダーやサンダルウッドなどのアロマです。
ディフューザーがなくても、マグカップにお湯を注いで数滴垂らすだけで、香りを楽しむことができます。
ポイント:
・寝室や入浴時など、リラックスしたい場面で使う
・精油は100%天然のものを選ぶと安心
まとめ
休んでも疲れが取れない時には、多くの原因があります。
原因を理解して、効果的なリラックス方法を実践していくとよいでしょう。
参考URL自宅でもリラックスできる7つの方法!リラックスのコツまで伝授|リーダーのメモ帳
疲れが取れない原因と疲労回復方法|クラシエ